貧血対策
最近ジョギングをした後に立ったままいると、急激に頭に血が行かなくなり、目の前が真っ暗になることがあります。
いわゆる『貧血』と言う奴です。
ZEROだけではなく、最近の人の多くは貧血だそうです。それも本人が気がついていないだけで。
献血についてのNEWSがあったのですが、「血を摂ったら貧血になる怖れがあるため、血液摂取は出来ません」
といわれ、初めて自覚するそうです。
今日はそういったことを少しでも解決するため、『貧血』改善のため
血の成分であるヘモグロビンの材料となる『鉄分』について一緒に勉強していきましょう。
T:2種類の鉄分
鉄分には『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』という2種類のものがあります。
名前からして分かるとおり、前者は体内でよく吸収され、後者はあまり吸収されず排泄されていくという傾向にあるそうです。
どういった食材がどちらなのかというのは、下の表を見てください。
ヘム鉄 | 非ヘム鉄 |
レバー 魚介類 肉類(豚・牛・鶏) |
貝類 ほうれん草 穀物 ひじき |
ほうれん草は『ポパイ』なんかを観て、「あれ食べたら強くなれるんだ」と思っていたのですが
実際はあまり吸収してくれない食材だったようです。
だからと言って非ヘム鉄を侮るなかれ!動物性たんぱく質と一緒に摂る事によって吸収率が良くなるのです。
毎日肉ばっかり食べていても今度は脂肪がついてしまう危険性があるので、非ヘム鉄と両立させながら
食事を摂るというスタイルが一番健康に良いのではないでしょうか?
U:鉄分の吸収を促進させる触媒
鉄分を吸収するといっても単体だけではあまり吸収してくれないというのが問題となってきます。
そこで、一緒に摂る事によってより効率的に吸収してくれる食材を紹介しましょう。
ビタミンC | レモン アセロラ さつまいも じゃがいも キャベツ など |
酸っぱいもの 辛いもの |
お酢 香辛料 梅干 など ⇒ 胃酸の分泌を高め鉄分の吸収をよくしてくれる |
V:一緒に摂取してはいけない触媒
緑茶・紅茶・コーヒーはタンニンが多く含まれており、鉄の吸収を悪化させるため飲んではいけません。
だからと言って絶対飲んではいけないというのではありません。紅茶にも抗がん作用が含まれているといわれていますので。
進んで鉄分を摂取しようとしているときにだけ、それらを制限するといった形が良いでしょう。
その他、お茶といっても、ウーロン茶やほうじ茶は飲んでも鉄分の吸収には支障はありません。