『ひとつだけお願い』
〜あらすじ〜
師走になっても内定がもらえない五代。 一刻館に帰ってみると、響子が「きっと採用通知ですわ」といって電報を渡したが、中身は不採用通知であった。 それと同時に人形劇クラブの黒木さんから電話がかかり、バイト料有りで人形劇をもう一度してみないか?と誘われた響子は 不採用通知で一気に沈み込んだ五代をはげますことも兼ねて、一緒に行こうと誘う。 しかし、その人形劇のお題は「3つの願い」と言って、無職の貧乏人がお城のお姫様に結局フラれれしまうというものだった。 「無職の甲斐性なしの貧乏人っっっ!」 誘ったことを後悔した響子だったが、五代はそんなことは気にせず、もらったバイト料で近くのおでん屋で飲むことにした。 どうしてこうも要領が悪いのか?「自分でもはがゆいです・・・」 「でも・・・そういう人のほうは私は好きです」 今の五代にとってそれはただの慰めの言葉にしか聞こえなかった。そして今日行った劇が本当にあったなら、と話し始める。 「ちゃんと卒業して、就職して・・・それから・・・」 最後の言葉は言えず、そのままお開きにしようとしたとき、五代は真剣な顔をして響子のほうに振り向いた。 「ひとつだけ・・・お願いがあるんですけど・・・」 「え・・・?」 「金・・・貸してもらえませんか?」 五代はバイト料を忘れてきたようで、しぶしぶ払う響子はこう思うのだった。 (この甲斐性なしの貧乏人) |
TOTAL : 40点
〜A面〜
久しぶりに二人きりになっておでん屋に行っているのに暗い雰囲気。12月で内定もらってなきゃそりゃ・・・・
って人のこと言えんのかい!!ヘ(_ _ヘ)☆\( ̄∀ ̄*)なんでやねん!
しかし、また劇も的にどんぴしゃ的中ですね☆
〜B面〜
五代君が果てしなく甲斐性のないところがステキです。ていうか先に気づけよ、バイト料もらってないことに!!
しかし、最近こういった「おでんや」が無くなってきてますね。さみしいものです。