ZEROにとってめぞん一刻って?



おすすめ度 : ★★★★★ BY/ZERO



ナウシカがアニメの世界において初恋の人だとどっかで語ったかもしれませんが、その続きを言えば

次に恋した人物が「音無響子」さんその人です。

中学1年生のときに再放送が始まりそれ以降夢中になって見続けました。

そして、来るべきときがきたのです。

「アニメ中毒」

中学1年生の3学期、1週間不登校、というか学校に行かず、その辺をぶらぶらしていたことがあります。

その原因のひとつが、これです。(他にもいろいろな事情があるのですが)

どこぞやに一刻館はないものか?どこかに響子さんはいないのか?


現実と非現実との境目の住人になろうとする者。


アニメ・漫画好きにとって誰しもが通る関門をこのめぞん一刻で迎えたのです。

ZEROの場合1週間で完治しましたが、中には治らない人も多々いることでしょう。


しかし、「めぞん一刻」はそれだけの魅力を持っていることは確かです。なんたって、精神病にかかったくらいですから!!

ではどのへんに魅力を感じるのでしょうか?


先ほども言ったように「音無響子」さんに惚れてしまうと言うのもありますが他にも考えてみると結構あるものです。


例えば、一刻館自身の魅力。はっきりいってあんなオンボロな建物は建築法違反です。

でも、その人たちの生活観に惹かれるものがあるし、隣は何をする人ぞ?といった空間がまるっきりない。

いきなり部屋に入ってきて酒を勧めるなど「住居侵入罪」もいいところです。

でも、めぞんの世界ではそんな概念は全てとっぱらってしまっている。

結局人はみんな知ってる人や知らない人も含めどんちゃん騒ぎがしたい

という深層心理がどこかに見え隠れしているのではないでしょうか?


もうひとつ例として挙げられるのが、リアリティー溢れるファンタジーであるということ。

五代/三鷹/響子。このような三角関係は現実の世界でもよくあることです。すれ違いや、ケンカ、二股などなど

リアリティーが溢れているではありませんか。

しかし、実際あんなにうまくいくことは1割にも満たないことでしょう。

でも、ハッピーエンドでいたい。それを見て自分も「ああできれば」と。人間って欲深ですね。


まだまだ、書けますがめんどくさいのでやめます。

このようにいろんな視野から魅力を感じ取れ、その人によってまた違った魅力も生まれてくることでしょう。

一度、それを追求し考えてみてはいかがでしょうか?


ちなみに、読みきって思ったことですが、果たして現実の女性の方だったら三鷹か五代か?といわれたらどう答えるでしょうか?

7割方、「三鷹」と答えるでしょう。現実は甘くはないですね。