PHASE−37「雷鳴の闇」


ザフトを抜け出しアークエンジェルへ向かうアスランだが、かなり無謀なお人です。

存命かどうかもわからないのに自分の直感で行こうとするなんて。しかもメイリン付き。

ケガさせちゃただじゃおかないよ!

アスランらしいと言えばらしいですがね。前のカガリの時といい、考えだすと無我夢中でやっちゃう感じ?

それをレイのレジェンドと、なんで?と思いながらもシンがディスティ二ーで追撃。

レイはデュランダルにアスラン撃墜の許可を打診。

メイリンはどうやら情報のエキスパートらしく(それくらいできないとオペレーターなんてできないわな)

情報が漏れることを恐れ、あっさりと許可。

なに〜!こんなんでいいんですか?軽すぎないですか?

しかもその後のデュランダルの表情が怖かった・・・。笑ってるよこの人。

撃墜の許可を得たというのに、シンはアスランを説得しようとする。(いままでろくな思い出なんてないのに)

つらい思い出もいつかは花になるものさ。

逆にアスランはシンに議長に踊らされていることを伝え逆説得するが、レイの説得もあり

シンはない頭をフル回転させてもおいつかない様子。

新機2機をグフで相手にしながら戦うアスラン。逃げればいいじゃん!

どれだけ言葉をかけても攻撃を止めないシンにアスランはメイリンだけでも降ろさせようとするがレイのきついお言葉が!

「彼女はすでにあなたと同罪だ。その存在に意味はない」

『存在に意味はない』って・・・人間辞めろ、と言ってるくらい重い言葉ですね。


とうとう容量がパンクしてしまったシンはオーバーヒート(種割れ)!どうやらアスランが悪い説に辿り着いたようです。

グフ名物「電気うなぎ」で攻撃するがそれを、出た!ディスティニーの新技!手のひらから熱いビーム!

まさにシャイニングフィンガーならずシャイニングハンドで引きちぎり、そのままコクピット横を剣でグサリ!

海の中で爆発しちゃいました。

アスランは結局種割れを起こしませんでしたね。どうしてでしょうか?シンだから?

心の中でやはりシンを大切な後輩みたいに思っているのかもしれません、だから反撃できない。

まるで犯罪少年を更正させるような感じです。

もしレイがトドメを刺しに来ていたら割れていたかもしれませんね。

で、アスラン達はどうなったかというとレジェンド等が撤退した後、キサカが乗る戦艦がチラッと見えたのできっと助かるんでしょう。


アスランを倒してしまったシンはこれでよかったのか?というくらいに放心状態。それをレイがやさしくなだめる(表現がやらしい)ように

「裏切った彼らを、敵を撃ったんだ俺たちは。やるべきことをやったんだ」と。

なだめるというか、事後処理のような感じがしますね。

今まで共に戦ってきたクルーを躊躇なくいとも簡単に攻撃できてしまうレイは心底恐ろしいです。情がないというか・・・。

撃墜報告を受けたデュランダルに少しでも食いかかろうとするタリアだが、自分もショックを受けているという表現で回避。

「嘘だ〜!」と言えるようなものならば言ってますね。タリア艦長の目はそういう目でした。

黒幕は冷静であるもの。

メイリンも共に爆散したという報告を受けたルナマリアは事態が把握できないようでパニック状態。

シャワーから出て来たあの姿をからきりに愛する妹は目の前から消えた。その喪失感は果てしなく重いものでしょう。

翌朝デュランダルのところへ向かったシンとレイはそこでアスランの経緯について講釈。

アークエンジェルとフリーダムを撃てと言ったことに反発。レイはそれに後ろ盾が無くなったことに焦ったと付け加え

その情報をどこへ持ち出そうとしたかというと、「ロゴス」そう、アスランとロゴスは繋がっていたのだ!

みたいな嘘八百を徒然なるままに話すデュランダル。

昨晩レイと打ち合わせでもしていたんじゃないでしょうかというくらいの話し振りのよさ。

シンの出る幕がありません。

しかし、本当に黒いです。


議長室から自分の部屋に戻ろうとしたとき、ばったりルナマリアと遭遇したレイとシン。

シンはゆっくりと歩き出し、ルナマリアとすれ違いになるときポツリと「ごめん・・・」

それを聞いたルナは思わずシンの背中に泣きつき、シンはそれを正面から受け止めた。


こういう展開なんですか!!?


シンとルナか・・・・。悪くはないが、先が読めそうで怖いな。

メイリンを撃墜したのはシンであるのに、なんだこの展開は!とも思われますが、傷つきあったものそれを補おうとするのが人間です。

倒したくて倒したわけじゃないシン。(そうなのか?)

それをわかっているがためにルナも何もいえない、そんな葛藤に「ごめん」という一言は傷跡にからしを塗るようなもの。

それと同時にシンの優しさにも触れてしまうというわけですね。


そのころデュランダルはロゴスが隠れているというヘブンズベースに総攻撃を仕掛けるという「ラグナロク」作戦を開始しようとしていた。


久しぶりのラクス嬢も宇宙でこの情報を聞き取り、ヘブンズベースが落ちた後のことを思案した。

次は、オーブであると・・・。