PHASE−45「変革の序曲」
宇宙へ向けて出発作業を急ぐアークエンジェル。
どうやら今回はカガリは宇宙に行けない様子。それも仕方ないですね。なんたってオーブの最高責任者ですから。
それをあらわすようなシーンがオープニングに。
MSアカツキに映っているのがいつの間にかムウになってました!!
サンライズお得意の画像入れ替え手法ですね〜。
アスランがメイリンと一緒に作業をしているところにキラ登場。そしてケガに障るからという理由でアスランの横を剥奪。
まさかこの男、メイリンまでをも手中に収めようという魂胆なのでしょうか!?
そうとも知らずにキラの優しさに心惹かれるアスラン(表現がちょっと違う)
で、キラは得意分野であるパソコン作業を驚速で行いしっかりアピール。それをメイリンは感心して魅入っちゃってます。
心の中で「うん、好感度あっぷ」とか思っているのでしょうか?・・・末恐ろしや((((
;゚Д゚))) ガクガクブルブル
いくら髪の色が赤いからって・・・。
プラントではデュランダルが次の『レクイエム』発射は絶対阻止するよう指示。
そりゃ宣戦布告もなしに撃たれちゃたまったもんじゃないですからね。この間の核攻撃といい。
そのころジブリールは『レクイエム』の2射目の発射に発破をかけていた。
それを阻止せんとばかりにイザークとディアッカのコンビがザクレロ・・・じゃなくてザムザザーを連携で撃破!!
やっぱこの二人がいないとダメですね。戦闘シーンが俄然盛り上がるような気がします。
『レクイエム』阻止のためにデュランダルはミネルバに月のダイダロス基地へ向かうよう指示。
月と言えば地球連合軍の総本山のようなもの。そんなところを一隻で行けというなど、なかなか無謀っぷりもいい感じです議長。
しかも載ってる機体は3機のみ。
今までの戦績を見ればそういうのも納得できますけどね。・・・シンが7割方占めてるけど。
それを受けたミネルバ艦長タリアにあるシーンが。
・・・・!?
こ、これは!!!タリア艦長のご子息ですか!?
まあ、なぜこんなところでそんなシーンを出すのか疑問ですが。
で、シンとレイとルナマリアは作戦会議へ。
全部レイが仕切っちゃってますね。FAITHだから仕方がないといえば仕方ないのですが・・・。
シンもFAITHなのだからそこらへんバシッと言って欲しいところなのですが頭の悪いシン君は作戦通りにした方がいいという判断なのかも。
そのまま話題はジブリールに。
オーブでジブリールを撃ち落とせなかった自分を責めるルナマリアとそれを慰めるシン。
「何であれ、時は戻らない。そう思うなら、同じ徹を踏むなということだな。」
そのいい雰囲気を根底から破壊するレイ。凄い威力です。
で、レイが居なくなった瞬間鬼のいぬ間に抱き合うルナマリアとシン。
その現場を家政婦(レイ)は見た!(←見ていません!)レイのことだからなんとなく雰囲気でわかるような感じはしますけどね。
作戦でルナマリアはレクイエムの中枢であるコントロールを撃破するという任に就き、それをシンは危険だと諭すが
「同じことよ! 揺動で基地を撃つのだって、同じくらい危険だわ。 みんな一緒よ。」
「大丈夫よ私は。 信じてよ」
なんて健気なんだ〜!!
一軍人として作戦をこなすことは当然のこと。シンがルナマリアを庇うのも分かるんですけどね。
そしてそんな健気なルナマリアを今度はシンの方から強烈にハグ。
こういう場面はなんだか燃えますね。その反面、早くブリッジに行けよ!という感もあるんですけど。
「ルナも船もプラントも、皆俺が守る。絶対に!!」
このとき『・・・あ、ルナマリアの死亡フラグが立った』と完全に思いましたね。
シンの「守る宣言」はイコール「死の宣告」のイメージがありすぎてそれが払拭できません。どうか生きて欲しいものですが。
しばし二人に安らぎの時間を・・・。
そしてルナマリアはインパルスに乗って先に旅立って逝った(←縁起でもない!!)
ミネルバがダイダロス基地に到着したことを告げられたデュランダルはミネルバが月基地で戦っているところを放送で流すよう指示。
言わば戦隊系のようなものでしょうか?悪は正義によって滅ぼされるのだ、わっはっは〜、みたいな。
その悪というのはもちろんロゴスで正義はザフト軍。
とことん情報操作が好きな議長さんです。
月基地も多量のモビルスーツで応戦するがディスティニーとレジェンドによってことごとく撃破されてしまう。
相変わらず力の天秤がつりあっていませんね。
あれほどデストロイは強力だったというのに今では一撃ですよ。ありえね〜。
まるでメタルスライムがスライムベスになった感じ。(「べス」っていうところが重要)
焦ったジブリールはレクイエムをエネルギー充填が完了していないまま撃つことを命令するが
ザフト軍の攻撃によって異常が発生してしまう。
「いいから撃て!その隙に脱出する」
君には失望したよ・・・。ていうか元々失望というか期待もしてませんし出てくるなとも思っていたのでね。
しかしここまでに小者とは・・・。呆れ返って面白いですよ、あんた。
自分が生きていればといいますが、その言葉を口にしてどれだけ失敗を重ねてきたことか・・・。
地球連合軍もこんな男がトップにいるとなると報われね〜(泣)まだ、ユウナのほうが1割くらいましだったぜ。
ルナマリアのインパルスも隠密行動で基地に近寄るがあえなく発見されてしまい攻撃されるが、シンがそれを援護。
「ルナは絶対に撃たせやしない!」
あかん!死ぬ、死ぬ。頼むからなんも言わんといてくれ、シン!!(熱くなりすぎて気がついたら関西弁)
ルナマリアはコントロールルームへの道へ向かうが、それと同時にレクイエムの発射まであと少しというところ。
やはり、ルナマリアはここで死んでしまうのか・・・もはや完全に悲観論です。
しかし、ギリギリセーフでコントロールに辿り着いたルナマリアはこれでもかというほどビームを乱射!!
ふぅ〜ものすごく手に汗握る心境でしたよ。
あ、そうそう。ついでに言うとルナマリアの代わりに死んでくれた人が居るんですよ。
脱出ポッドで逃げるところをあえなくレイに見つかってしまってファンネル乱れ撃ちで撃破されてしまった
その名はジブリール♪
こんな気持ちにはなってはいけないと思うのですが正直なところスカッとしました。
あんな小悪党はこんな結末で十分です。
(どちらかというとユウナの最後の方が胸に残りましたが北斗の拳のようなビジュアルが良かったといえばよかった)
それを聞いたデュランダルは心底暗い闇の部分を見せ付けるかのように
「ありがとうジブリール。そして、さようならだ」
その隣で見え隠れするチェスの駒が印象的でしたね。
所詮はジブリールもデュランダルの手の中にあるチェス盤のひと駒でしかなかっということ。
月での戦いを知らないかのように静かな地球で語り合うアスランとキラ。
「ここはこんなに静かなのにな。何で俺たちは、ずっとこんな世界にいられないんだろう」
「それは夢があるからじゃない?願いとか希望とか、悪く言っちゃうと欲望?」
コーディネーターとナチュラルの戦いはまさにそんなところから来ていますからね。
『蒼き清浄なる世界のために』とナチュラルだけの世界を作ろうとする者。
コーディネーターの平和な世の中を作りたい者。
それらの歯車が噛みあわないからこそ起こってしまう、戦争。
それら二つの夢を共有し妥協することは果たして不可能なことなのだろうか?
「みんなの夢が同じだといいのにね」
「いや、同じなんだ多分。 でもそれを知らないんだ、俺達はみんな」
今作でへなちょこなアスランやカッコいいアスランを見てきましたがひとつだけ変わらない事があります。
それは決め台詞をバシッと言ってくれるところ。
この言葉はいろんなところを経験してきたからこそ悩んできたからこそ導き出せる答えなのでしょうね。
そしてそれはいつしか凹に響いていくのですが・・・。(同志よ!)
それだというのにアスランにはさらなる試練が!!!
アークエンジェルを正式にオーブの一員にするというカガリの声明の際
その指にかつてあったアスランがつけてあげた指輪が外されていたのだった!!!
悲恋なるはアスランかな。
あれほど序盤、ルナマリアやカガリやミーアなど女性陣にちやほやされたというのに(泣)
「いいんだ。今はこれで。焦らなくていい。夢は同じだ」
いや、きっと心の奥深くでは焦っていることでしょう。
そしてカガリは(ザフト軍の制服を着た)メイリンにアスランを託す。
「…あいつ、頼むな」
そして振り返らずそのまま行くカガリの目には涙が。
今後の展開よりも、この三角関係がどう動くのかが楽しみで仕方がありません。
それにしてもなぜメイリンだけかつてのザフトの制服なんだ?
まあ似合ってるから良いけど、個人的趣味としてはオーブの制服に着替えてみて欲しかった。
そしてアークエンジェルは宇宙へ飛び出していくのであった。
水着姿のミーア、しかしその顔は浮かない表情。
そりゃそうでしょ。自分がいらなくなってしまっては殺されるやも知れない状況。
オチオチジュースも飲めません。
ガラス越しにはなにやら変なおばさん(おばさん言うな!)が見張ってるし・・・。
「悲しき涙、忘れるな!ハロ!!」(次回予告)
これって赤ハロのことですかね?・・・・。
様々な思惑が交錯するなか「真実の歌」が世界をこだまする。