PHASE−49「レイ」
久しぶりに展開の速いSEEDでした。いつもこれくらいなら良いのですが。
内容的には激しく批判な部分と笑いすぎて腹がよじれるという2パターンに分かれますね、はい。
デュランダルの手によって放たれたレクイエムをもはや撃たせることは出来ない。
その要である第一次中継ステーションの破壊に向けアークエンジェルとエターナルとそのほかの艦隊は動き出す。
で、いつのまにかメイリンはエターナルのCICに!!
できれば髪はくくらない方がZERO的によろしいのですが・・・。
作戦は足の速い2隻(アークエンジェルとエターナル)が第一次中継ステーションを
その他の艦隊(オーブ貴下の主力。この中にクサナギは含まれるのでしょうか?)はレクイエム本体の破壊へ。
その動きに乗じてデュランダルは中継点にミネルバを含む艦隊を送り込む。
ギルに呼び出されているシンとレイがミネルバにいない・・・ということはルナマリアだけ・・・。
激しく死相がでてますね。
フリーダムとジャスティスはそれぞれミーティアを装着し、ここでいきなり「vestige」♪
TMRの曲はこういう展開に合いますね〜。
ラクス嬢もこれに負けじと通信回線を開いて中継点を守るザフト軍へ戦闘を中止するよう通告する。
「それは人が守らねばならないものでも戦うために必要なものでもありません。
平和の為にその軍服を纏った誇りがまだその身にあるのなら道を空けなさい!」
歌姫の主張には理解できる部分と矛盾している部分がありますね。
大量破壊兵器で反抗するものをつぶしていくようなものは破壊すべきものです。
ただ平和を構築する為にはレクイエムは必要というザフト兵も必ずいるため
その軍服が誇りに欠けているというわけではないと思うのですが。
これではただラクス嬢が望む平和の押し付けでしかありません。
デュランダルがディスティニープランを押し付けたように・・・。
できることなら議長がレクイエムを使ったことに対する批判で説得をして欲しかった・・・。
「戦うしかない」
最後の結末は結局これしかないのでしょうか?
ラクス嬢の言葉が届かないザフト軍はエターナルに襲い掛かってくるが
アスランとキラのミーティア部隊によって次々と撃破されていってしまう。
アスランはミーティアの巨大ビームサーベルで戦艦のしかもブリッジを直接狙うという極悪非道の攻撃。
キラにいたってはいままで殺さずを貫いてきたというのに(クルーゼ以降)ここに来ていきなり滅多撃ちですよ。
なんだかもう、どっちが正義か悪役なのかわからなくなってきますね・・・。
そもそも、戦争に善も悪もないのですが・・・。
デュランダルのいるメサイアに呼び出されたシンとレイ。
シンへの洗脳は佳境に向かえるようです。
「いろいろあって戸惑ってしまったかな」
悩めるシンに対してデュランダルは必殺の優しいお言葉攻撃!!
しかしシンに効果はなかった。
何を信じればいいのか、何をすればいいのか・・・。
シンにとって最後の決断のときが迫ってきているようです。
そんなシンに対してデュランダルは「アークエンジェル」を引き合いにだす。
「私がアルザッヘルを撃ったので、それを口実に出てきたようだが。いや、まったく困ったものだよ。
我々はもうこれ以上戦いたくないというのにね。本当にいつになっても終わらない。」
シンの好感度+1
戦いたくないというのであれば最初からレクイエムなんて使うなよ!と私は言いたい。
デュランダルのやっていることはただボコボコの地面を平らにするために戦争という道具を使っているに過ぎない。
武器で儲けるために戦争という道具を使うロゴスといったいどれだけの距離があるというのでしょう。
レイもデュランダルの言葉に続く。
「今ここで万が一、彼らの前に我々が屈服するようなことがあれば世界はまたも必ずや新たなロゴスを生むでしょう。」
シンの好感度+1
レイの真相を聞かされたことを思い出すシン。
キラという一人の成功体を作り出す為に生み出されたこと、テロメアが短いため短命であること
もう一人の自分=クルーゼはその宿命を呪い全てを壊そうとしたこと。
「だからすべてを終わらせて還る。俺達のような子がもう2度と生まれないように。だからその未来は、お前が守れ」
『異議あり!!!!!』
この見解ZERO的にかなり異議ありです。
ディスティニープランというのはそもそも遺伝子をいじくりながらそれを制御していく計画のはず。
そしてそれはいつしかもっと高みへと上り詰めていこうとするのが人間の業。
デュランダルの主張に従ってたとしても、それで全てが終わるわけでは決してないのではないでしょうか?
それにシンに守られても嬉しくないような気が・・・。だってシンに「守る」と言われた人は十中八九・・・。
デュランダルやレイの揺さぶり攻撃と好感度攻撃にあえなく撃沈してしまいシンは戦うことを決意してしまう。
なぜか、レイのために戦うような感じがしたのですが。
つくづく思うのですが、シンは同情で動いて、しかもそれが違う展開になってしまった場合自分のせいではなく
他人に押し付ける気がありますね。
ステラが倒れたのもいつのまにかキラのせいになってるし・・・。
「守る」といった以上自分の信念をつらぬきなさいよ!!
なにも守れなかったのは誰かのせいではない。それはシン自身に問題があるのだから。
そしてまたもやシンは自分の考えを全面に押し出す訳もなく、雰囲気で決断してしまう。
中継点を破壊しようと躍起になっているフリーダムとジャスティスをみて
イザークとディアッカはお決まりの漫才開始。
どうやら先の戦いでは一緒に戦った仲間だというのに仲間はずれになっていることに気がついたお二人さんは怒っている様子。
ザフト軍の拙攻に対してアークエンジェルとエターナルはさらにネオのアカツキと姉御のドム部隊を投入。
こんな見も知らない機体を見てイザークは驚くがディアッカはそんなものそっちのけで
「そんなことよりどうすんだよ隊長。俺達は?」
いつもマイペースなディアッカがとても素敵です。
「一応出て行って瞬殺されてくる?」
「ばか者!!そんな根性なら最初から出るな!俺が出る!」
ばか者って・・・。どっかの頑固オヤジじゃあるまいし・・・。
隊長自ら御出陣のもよう。自分の艦にはしっかり支援だけとクギをさしてます。怒っている様でも判断は的確です。
ミーティアを装着した化け物の力がどれほどのものか心得てますからね。
ミネルバのタリア艦長はとうとうアークエンジェルに戦いを挑むことを決意。
インパルスを発進させ全砲門をアークエンジェルに向ける。
ルナマリアの乗るインパルスはエターナルに到着し攻撃を仕掛けようとするが
「お姉ちゃん、やめて!」
生き別れ(違)の姉妹がとうとう戦場で出会ってしまう。運命のいたずらか、それとも・・・。
「なんで戦うの?なんで戦うのよ!?」
あかん、激しく萌える。・・・ていうかインパルスに乗ってるのがルナマリアだって何で知ってるんだ?
情報のエキスパートはなんでも知っている。・・・て訳でもなさそうですが。
ま、メイリンだからなんでも許しちゃいます♪
躊躇しているルナマリアにドム3兄弟がジェットストリームアッタクを仕掛け、メイリンショック!
シンの「守る」という言葉はまたしても死亡フラグへと繋がってしまうのか!?
一方ミネルバはアークエンジェルへの攻撃のチャンスにタンホイザーを起動。
ヤバイ!アークエンジェル撃沈か!?
と思った5秒前・・・。
迫り来るビーム砲に驚愕するマリュー。命中しそうになったところをその前に1機が立ちふさがる。
その1機とは金髪ヘアーが操縦するモビルスーツでした。
デジャブどころの問題じゃありませんぜ、おやっさん!!!
なんやこの展開!しかもアカツキのミラーコティングでタンホイザー跳ね返した上にミネルバの艦主砲を撃ちぬいて破壊し
「大丈夫だ、もう俺はどこにも行かない」
とか決めゼリフ吐いてるし!!アカツキは物理学上ありえません!!
さらにアークエンジェルに迫り来る追撃をドラグーンシステムでバリアまで作ってるし!!
まさに逆シャアでアムロが作ったフィンファンネルバリア(通称:I・フィールド)さながら。
どこまでパクれば気が済むんでしょうか・・・。
ネオ自身もこのデジャブで自分がどのようにしてこんな境遇になってしまったのか全てを思い出す。
「終わらせて帰ろう、マリュー」
あのとき宇宙に投げ出されたヘルメットは嘘をつかないというのに・・・。
そして捏造へ・・・。
そんなわけの分からない展開をしているなかイザークたちはアスランとキラに接触。
「貴様! またこんなところで何をやっている!」
と、アスランに突っ掛かるイザークであったが
「何をってコイツを落とそうとしてんじゃんかよ」
答えたのはアスランではなくツッコミ役のディアッカでした。
そしてまさに予想通りの展開。颯爽とザフトを裏切ったあげく中継点の破壊に協力するディアッカ、それを制止することもないイザーク。
アスランに突っ掛かったのは照れ隠しだったんですね。
もし、止め役のディアッカがいなかったら延々と小競り合いが続いていたような気がしますが。
それにしてもこの二人が協力してくれるのはとても嬉しすぎです。
今までなんの出番もなくいきなりアークエンジェルに手助けするというのはいかがなものか?という気もしますが。
洗脳が終わったシンはレイと議長の密談ということもあり、一人取り残されて妹の携帯でお遊び中。
ていうかこの時点で気づいてもよさそうなものなのですが・・・利用されているということを。
密談が終わったのかレイがシンの元へ行き今の戦況を伝える。
「心配しなくともルナマリアは無事だ。もっと信じてやれ、彼女は強い」
いやあんたが言うなよ。絶対心の中でそんなん思ってへんで、この人。
シンを利用するにはまずは馬からということでしょうね。
「奴等はこのままダイダロスへ向かう主力隊と合流し、レクイエムを破壊してオーブのその力を世界中に見せ付けるつもりだろう」
一通りオーブへの誹謗中傷を行ってシンを煽るレイ。
「オーブは・・・」
なぜでしょうか?このときシンの本音のようなものが聞こえたような気がします。
多分気のせいですけどね。
オーブはそんな国じゃない・・・と。
ダイダロスに集まってきたオーブ艦隊はレクイエムに向けてローエングリンを発射するもリフレクターによって跳ね返されてしまう。
そんな光景を舌を巻いてみているオーブ艦隊を尻目に現れた要塞『メサイア』
なんだ!あのシュールなビジュアルは!?まさに「悪役」って匂いがぷんぷんしますね。
メサイアに搭載された『ネオ・ジェネシス』が発射され、次々と破壊されていくオーブ艦隊。
「今度こそ消えていただこう・・・ラクス・クライン」
議長にとって一番やっかいな存在はオーブでもキラでもなく、やはりラクス嬢なんですね。
出撃するディスティニー。
そしてレジェンドに乗るレイは、さながらある人物と同じ表情をしていた。
『クルーゼ』
たとえ世界に対する考え方は違うものだとしても、憎悪の対象は同じ者。
「キラ・ヤマト、オマエの存在だけは許さない」
シンはいつのまにか主人公ではなくなっていた・・・。
EDのテロップで3番目て・・・・。
最後の最後で見放すなんて(泣)
悲しいとき、シンはいつもの携帯を手にして妹の可愛いプリチ〜なボイスを聞いたのだった。
ピッ
「は〜い、マユで〜す。でもごめんなさ〜い。主人公でもない方とお話できませ〜ん」
orz
ああ(泣)なんて不憫な!!
(↑事実ではありません)