第31話『モトラッド発進』/第32話『ドッゴーラ激進』
ZERO的サブタイトル【宇宙を駆けるオリファー】
月で母親と会っていたその頃、オデロとトマーシュはガンブラスターで荷物持ちを行っていた。
どうやらオリファーは彼らを見込んでパイロットにする気らしい。
操縦の飲み込みも早くオリファーはそれを評価するが、それを聞いたオデロは舞い上がって頭をぶつけてしまう。
調子に乗りすぎです。
リガミリティアの一員になって働くオデロたちを見てシャクティは何も手伝えないことを少し寂しく見ていたが、スージィが
炊事や洗濯って大切なんだよ〜みたいなことを言って颯爽とお母さん気取り。彼女達も大切な乗組員です。
そのとき、ベスパのモトラッド艦が地球へ向けて発進することを聞いてしまったシャクティは、叔父であるクロノクルに
自分の女王の娘と言う立場を利用してそれをやめさせようと、突如走り出す。
行き先はわからないが、ウッソの母親が調査していたセントジョゼフのトンネルに向かった。
勘はあたり、そこにいた秘密警察に捕まってしまう。
ウッソとミューラはコアファイターでシャクティを追い、トンネルを抜けるとベスパのモトラッド艦を発見!
そしてシャクティを乗せて走るトラックも見つけミューラはそれに乗り込みシャクティをウッソに渡す。
そこをアインラッドに乗ったカテジナに急襲されてしまい、そのままミューラは人質の取られてしまう。
シャクティはそれでもクロノクルを説得しに行くと聞かんき。まったくかなりのトラブルメーカーっぷりです。
リガミリティアの部隊が駆けつけるが、モトラッド艦隊が次々と地球へ向けて発進して行ってしまう。
「地球へは行かせない」
オリファーはブーツとハンガーをウッソに渡し、モトラッド艦アドラステアのタイヤにそのまま特攻へ!
「マーベット、俺たちの子供をたのんだぞ・・・」
散っていく命。
それをわからずして感じ取ったマーベットは震えが止まらなくなり、モビルスーツを動かせなくなってしまう。
そこをルペのアインラッドに狙われるが後方支援を任されていたオデロとトマーシュに間一髪で助けられる。
オリファーの特攻も虚しく、モトラッド艦隊は地球へ飛び立ってしまった。
オリファーの戦死を聞いたマーベットはそれでも気丈に戦局を理解し、次の作戦を指示したそのとき
オデロとトマーシュは「僕たちが素人なばっかりに・・・本当にすみません!」と。
そしてマーベットは理解する。オリファーが残してくれたもの。それは、この子達であるということを。
我慢し続けた涙が一気に解放された。それを見たクルーもオリファーの死を悼んだ。
ウッソは知る。V2の今あるハンガーとブーツはオリファーの形見であることに。
モトラッド艦を追うリーンホースJrではオデロとトマーシュがモビルスーツを収容する練習を行っていた。
オデロのモビルスーツはこけてしまい、それをV2が支えるが後から来たトマーシュのノンストップ収容に巻き込まれそのままドッグへ。
前途多難です。
モトラッド艦隊に近づいたリガミリティアは奇襲を決行するが、そこではピピニーデンは用意した
ウナギ型のモビルスーツ(尻尾は切っても治ります)「ドッゴーラ」に待ち伏せされてしまう。
マーベットはオデロとトマーシュを後ろにつけ、援護をするように命令するが、オデロとトマーシュが敵機に狙われているところを
マーベットが撃つというパターンになってしまい、そのことをマーベットは気に病んでしまう。
「私はあの子達を盾にしているわ」と。
オデロのガンイージはどこか壊れてしまったらしくそのまま流されていって、敵のドック艦である「メイリンドック」へ突入してしまう。
後一歩でドックの組員達に確保されそうになるが、ウッソのV2の助けもありなんとか脱出。
そしてウッソはそのままドッゴーラと対決へ。
尻尾は切っても直るということを知ったウッソは頭に乗っかって殴る蹴るの暴行(※蹴るはありません)
そして最後に決め手のビームサーベルで真っ二つに。
戦闘が終わっても顔色が優れないマーベット。
それもそのはず。オリファーの死をいまだに引きずってしまい、いつものように動けず
そしてオデロたちを図らずとも盾にしてしまい戦っていたのだから。
マーベット機に乗せたオリファーの遺灰を抱きしめながら、泣いてしまう。
「オリファー私だめよ、メチャメチャよ・・・」
そこへウッソが駆けつけ
「そんなことありませんよ。オリファーさんがやったことをオデロとトマーシュがやろうとしているだけですから」
と慰めた。どれだけその言葉がマーベットに届いたかはわからないが
一生懸命やっているオデロやトマーシュのことをマーベットなりに育てていって欲しいものです。
そしてリーンホースJrではオリファーの葬式が行われた。
遺灰を宇宙に・・・・。そうしてオリファーは宇宙を駆け巡るのである。
ウッソとオデロ、そしてトマーシュはその夜、マーベット機にあるものを仕掛けた。
それは隊長としての証『V』の角を・・・。
彼らなりの優しさが伝わってくるシーンでした。