第35話『母かシャクティか』/第36話『母よ大地にかえれ』


ZERO的サブタイトル【ウッソの選択】


捕虜になったゴズワールだがクルーが持ってきたフォークで自分の手錠をはずし、独房から抜け出してしまう。

どうやったらあんなことができるのでしょうか?是非ZEROにも教えて欲しいものです。

しかし、実はそれはリガミリティア側の作戦だったのである。

当然のようにゾリディアに乗るゴズワールのパイロット席の後ろにはオデロが潜入。

そしてV2も持って行くなか、それにもウッソが乗っていた。

そうとも知らずモトラッドに戻ったゴズワールはまんまとオデロとウッソをアドラステアに潜入を許してしまう。

そしてシャクティとミューラの捜索活動へ。

ミューラと再会したウッソはプラスチック爆弾を渡して作戦開始。

一番厳重そうな扉を見つけたウッソとオデロは警備兵を倒しそのまま中へ入ると、勘は的中。

しかし、シャクティは「クロノクル叔父様を説得」といまだに甘っちょろい考え方をしています。

話せばわかるという思考回路をしているのでしょうか、この娘さんは。それだとするとかなり純粋すぎますね。

しかし、連れて行こうとするとばったり兵士達と遭遇してしまい、しかもクロノクルつき。

ウッソは銃をシャクティに近づけ「撃つ」と脅すが、それができないことをしっているクロノクルはウッソのところへ近づいていく。

そんなとき母親ミューラが登場。プラスチック爆弾を持ってモビルスーツのところへ逃げるまで手を出すな、と脅す。

これにはさすがにびびったクロノクルはそのまま解放。しかしミューラは人質となってしまう。

母親も助けようとV2ガンダムを奪取してアドラステアの操舵席に回りこむが、そこでミューラは人質になりながらも

笑っていたのである。

「私は大丈夫だから。シャクティをお願いね」という感じでしょうか。気丈な母親です。


母親ではなくシャクティを選んだウッソ。


ミューラの救出作戦にでるリガミリティア。

そこにピピニーデンの汚い戦略で部下ゴズワールにある命令を下す。

クロノクル艦に向かったゴズワールはミューラと共に逃げることを打診し、そのままゾリディアへ。

リガミリティア側は近くのダムを崩壊させ懐かしの水攻めを行う。

ゴズワールの打診に騙されたミューラ。

ピピニーデンから命令されたことは「ミューラを盾にして戦え」という卑劣なものだったのである。

ゾリディアの手にはミューラがおりウッソは戦おうにも手も足もでず、カテジナもこの作戦には憤りさえ感じていた。

クロノクルに関しては「見下げた先輩だ!」とピピニーデン批判。

攻撃しながら興奮が高まってくるゴズワール。そしてそのゾリディアの手の圧迫という衝撃はミューラに伝わっていくのである。

ウッソもただ見ているだけでは駄目だと判断し、隙を狙って反撃しゾリディアの足を切断することに成功。

そのままアドラステアにぶつかり身動きがとれなくなる。

カテジナはウッソにミューラを取らせまいと執拗に攻撃。ウッソは「母さんを助けたいだけなんだ」と叫ぶが聞き入れてくれない。

そうしている中、悲劇は起こってしまう。

モトラッド艦隊の1隻がアドラステアのしかもゾリディアのいるところへ衝突してしまい、ミューラの身体はつぶれ

ヘルメットをかぶった首だけが飛んでいってしまう。

ものすごい惨劇です。こんなものをTVで放映していいんですか?

しかも、衝撃の事態はまだ続く。

ザンスカールと連邦軍との休戦協定がその瞬間に結ばれたのである。

これを聞いて驚くクロノクルだが仕方がなく白旗。

リガミリティアも白旗を見て攻撃することもできず、ただ悲しみに明け暮れるしかなかった。

ウッソは母親のヘルメットと首をリーンホースに持ち帰り、血が滴り落ちているなかシャクティはそれを見て泣き崩れる。

マーベットはウッソから渡された母親の首を見て驚愕。

それほど凄惨だったということなのか。

それを叫ぶこともなく持って帰ってきたウッソの精神はもはや壊れてもおかしくない状態。

これからウッソはどこへ向かって走り出すのだろうか・・・。