第37話『逆襲ツインラッド』/第38話『北海を炎にそめて』


ZERO的サブタイトル【バイク乗りの魂100まで】


クロノクルのモトラッド艦は休戦協定を受け宇宙へ戻っていった。

ウッソはV2でモトラッドで平らにされた平地を飛びながら偵察を行っている最中、ベスパ機が見えたような気がして

戦闘態勢に入るが、そこをマーベットに叱責される。休戦協定に反するということと同時に

ウッソが母を殺された復讐で機体を動かしていたからである。

そりゃ、あんなひどい殺され方をしてしかもその死に様を見てしまったウッソには耐えられないものでしょう。

しかも少年。精神的にものすごくきついですからね。

そんなリガミリティアにゴメス艦長がら休暇を与える。

シャクティがカサレリアへ帰ろうというのをウッソは聞きうけた。

ホワイトアークでカサレリアへ向かう中ウォレン達はウッソのV2で釣りをしないかと誘う。

乗ったウッソは竿を作って釣りを開始。スージィが言うにはどうやらクジラを釣るようです。はい、無理!

オデロはマルチナやエリシャも一緒に釣りをしないかと誘うがどうやら彼女たちは海の腐ったような臭い(?)に馴染めないらしく

室内で内職。地球では暮らせないととってしまったウォレンは結婚できない!とパニック。気が早いな

そんなとき、休戦協定を破ったベスパの軍人ドゥカーがツインラッド隊を引き連れホワイトアークにミサイル攻撃。

どうやら「地球クリーン作戦」を中途半端なままで終わらせてしまった屈辱と白いモビルスーツには因縁がある様子。

タイヤモビルスーツに追い詰められるホワイトアークだったがなんとか陸に着け砲台代わりに。

しかし、そこには大量の魚やクジラ達の骨と残骸が・・・。それを見たマルチナとエリシャは怖がってしまう。

死んだらこういう風に腐っていくんだ・・・と。

しかし、そんな二人にシャクティはこういった魚達が死んでいってしまうのは地球が彼らの住める場所ではなくなっているということ。

それを元の環境に戻すためにリガミリティアは戦っている。

死んで腐っていくのは動物としての摂理。それでも一生懸命生きればキレイに死ねるんです。

という感じで説得。ここまでシャクティが熱弁しているところを見るのは初めてなような気がします。

それほど地球を愛しているですね。

今を一生懸命生きると言うことを知ったマルチナとエリシャは心機一転して戦場から一時撤退することを決意。

ウッソは敵1機を爆破させてしまい核爆発が生じたが、連邦のロンドンデリーの援軍も到着し

ツインラッド隊は撤退を余儀なくされる。

戦い終わってみんなは焚き火の前で談笑。いつのまにかマルチナたちも海の臭いに慣れてしまったようです。

それを聞いてウォレンが一安心しているところをオデロが突っついてはちゃめちゃ。

そんな中、ウッソはひとり自らの殻と格闘していた。

「復讐を忘れる心」

そんなことが果たしてできるのだろうか・・・。そんな不安がウッソの心をかすめていった。


戦力を建て直し再びホワイトアークに攻撃を仕掛けようとしている中、ドゥカーの重臣レンダが八角形型の丸太小屋の絵を描いていた。

地球でこんな家を作って住んでみたいというレンダの夢。

これをみたドゥカーは戦争が終われば一緒に暮らさないか?といきなりプロポーズですか!?

ドゥカーが大切にしていたペンダントをレンダにかけ、戦って生き残ることを誓う。


ツインラッド隊のモトラッド艦を偵察するウッソとオデロとマーベットだったがマーベットの機体の動作を見て

マーベットの体調の悪さに感づき後退するように後押しする。

そこまでわかるんですね。

オデロ機にはなんとエリシャが!!偵察をどうやらデートと勘違いしているようです。

ウッソもそれを知ってか別行動をし、オデロたちは座礁したタンカーの上でおしゃべりしていたがそこをツインラッド隊に見つかってしまい

タンカーの中へ一時避難。そこはどうやらガスと油が溜まっており少しでも火がつけば爆発するかもしれないという場所だった。

オデロはお守りをエリシャに渡し戦局を待っていたが、そんなときエリシャがくしゃみ。

「風邪っぽいの。唇の皮も乾いて剥けちゃうのよ」とそんなときに便利なのがオデロの「唇ぬらしてやろうか?」

宣言。・・・・って、え〜〜!?かなりの大胆少年です。しかし、あっさりと拒否られてしまいます。


オデロ機が見つからず焦るウッソはまんまとレンダの罠にはまってしまい、モトラッド艦のスパイダーネットに

ホワイトアークがつかまってしまう。

なんとかネットは取り外したものの離脱が遅れているため、敵機を爆破させようにもできない状態。

離脱するまでの間、ウッソはV2のビームシールドをフル展開させ海を割り、敵の攻撃を防いでいた。

しかし、敵機の反撃もあり戦局がツインラッド隊に向こうとしているときオデロがタンカー爆破させひるんだ隙に

ガンバスターでホワイトアークに到着しエリシャを降ろした。その際エリシャはお守りを返そうとするがオデロは

違うお守りを要求。その行動にエリシャはうなずき、オデロの頬にやさしくキス。

「帰ってこなくちゃダメよ。帰ってきたらもっとしてあげる」

エリシャもかなり大胆少女のようです。

ウッソはレンダ機を撃墜し、レンダはドゥカーのいるモトラッド艦に戻ったが

そこをオデロが急襲しモトラッド艦のメインブリッジを撃破する。


タンカーからでてくる黒煙とモトラッド艦の爆炎の中からバイクに乗ったドゥカー、そして後ろにはレンダが。

天国への架け橋をバイクで向かう二人。

そして行き着いた場所は八角形型の丸太小屋。

そして二人は安らかな夢の世界へ向かうのである。