第40話『超高空攻撃の下』/第41話『父の作った戦場』


ZERO的サブタイトル【激化する戦争】


久しぶりにカサレリアで眠るウッソとシャクティたち。

しかし真夜中、いきなりカルルが目を覚ましてしまいシャクティは大慌て。そしてどこからか鈴の音が。

みんなを起こしてはならないと思い外であやそうとすると、外にはウッソが。

ウッソもどうやら鈴の音が聞こえるようなのだ。しかしカルルの声で目が覚めたオデロたちには聞こえない様子。

カサレリアに住んでいると、耳がよく通るようになるんでしょうか?ツンボのZEROにもお勧めの地区ですね。

翌朝、ウッソは宇宙へあがるためのブースターを取りにホワイトアークに乗り込みラゲーン基地へ。

そんなウッソをみながらオデロたちは働き者と称するが、シャクティは働くことでなにかを忘れられると分析。

さすが長年の付き合いということも会ってシャクティにはウッソの心情が手につかむように分かるのでしょう。

地球嫌いだったマルチナたちも森の匂いになれたご様子。これでウォレンも気兼ねなく地球で結婚することができますな。

その前にやることがたくさんありますが。前途多難です。

ラゲーン基地に辿り着いたウッソだったがそこで先の戦いで命を引き取ったマチスの妻レーナとその子供たちを見かける。

そして子供達はウッソ目掛けて石を投げちゃいます。

その行動にウッソは怒ることもなく逆に謝っちゃいました。複雑な気持ちなのでしょう・

その夜カサレリアではオデロたちはエリシャやマルチナのいる部屋へ。・・・夜這い?

しかし呆気なくシャクティに見つかってしまう。シャクティはどうやら調べ物があるようで起きたらしい。

ウッソの家にあるコンピューターで今日も聞こえてくる鈴の音について調べ、そこにはなんとギロチンをする者はどうやら

腰のところに鈴をつける慣わしがあるようである。・・・まさか!?

そしてそのまさかであるかのように、ラゲーン基地では超高空の場所からビームが放たれ一瞬で焼け野原に。

このときウッソも近づいてくる鈴の音を聞く。

リーンホースやホワイトアークは辛うじて基地を離脱。一方ウッソはラゲーン基地の近くにある街に走って行き、マチス(レーナ)親子を発見。

V2の手に乗せマチス(レーナ)親子をカサレリアにあるマチスの墓へ連れて行く。

子供達は父親の墓を見てウッソがパパを殺したと叫ぶが、それをレーナは

「パパを殺した人が、パパのお墓を教えてくれるわけはないでしょう!?そういう風に人を簡単に悪者みたいにいう事はなりません!」

レーナはきっと知っていたはずです、マチスを殺したのはウッソであるということに。

それでも気丈に振舞ったのは彼女自身が強かったからなのか、それとも子供達に憎しみというものを持たせたくはなかったのか。

おそらくは後者でしょう。

なぜならそこでレーナは亡きマチスの墓の前で号泣してしまったからです。

そしてウッソもそれを見て涙を流してしまう。こんな結果は望んでいなかったのだ、と。

今まで子供達には父親は名誉ある戦死といいながら、ずっと涙を堪えてきたのでしょう。

レーナ親子をシャクティに任せ、ウッソは超高空攻撃を仕掛けてきた円盤みたいなものにに乗ったモビルスーツ『ザンネック』へ。

ホワイトアークのメガ粒子砲もバリアで弾かれるなど苦戦を強いられたが、いきなりザンネックは宇宙へ逃走。

なぜ?

そのまま宇宙へ向かおうとするリガミリティアだったが、ウッソはゴメス艦長にカサレリアでの1日だけの猶予を打診する。

偽者ジン・ジャハナムはそれを断るがゴメスがそんなものを退け許可。

ジン・ジャハナム・・・もはやただのオッサンです。

最後の1日をカサレリアで過ごし、翌朝、ウッソは母親の墓前に向かい、そこでレーナ婦人に出会う。

お互い悲しみを抱えた身。

誰が悪いわけでもなく、そしてレーナはウッソに「ご武運を」と。

ウッソたちはカサレリアに別れを告げ再び宇宙にあがっていく。


宇宙に辿り着いたリガミリティアだったがそこで再びザンネックが急襲。

新シュラク隊のメンバー「ミリエラ」「フラニー」も初宇宙戦ながらも活躍する。しかしそんな二人にザンネックの攻撃が迫ってきた!

それをウッソが光の翼で回避させる。

ザンネックにはなんとタシロに宇宙漂流の刑にされたファラが!

鈴の音が敵の動きを察知させ、ファラの脳波に直接行き届くという仕組み。かつてのファラとは違った感じがしたので

まさか強化人間といった感じになってしまったのでしょうか?

光の翼をシールド代わりにして戦うように指示するウッソ。もはや若年の隊長さんな気分です。

V2を降りるとウッソはミリエラとフラニーに囲まれ遊ばれてしまう。お題は先程ウッソが漏らしてしまった言葉

「キレイなお姉さん」はどっちなのか?というもの。

幸せな粛清を受けたウッソを見たシャクティはちょっとだけヤキモチ。

真のジン・ジャハナムからハイランドへ行けという命令を受けリーンホースは発進。

そこでウッソは多数の戦艦や軍艦を目撃する。

そして新旗艦ジャンヌダルクへ向かったウッソはそこで真のジン・ジャハナム、ウッソの父親(ハンゲルグ・エヴィン)と再会する。

ウッソはカサレリアに母親を葬ったことを伝え、父も母もいつのまにかいなくなってしまったことに少しだけ怒るが

ハンゲルグがリガミリティアを手助けしてくれる連邦との交渉が困難だったことも知っているため深くは追求しなかった。

大人になったものです。

そんなウッソをみてハンゲルグは、想像以上に強くなったとウッソを褒める。

オデロたちも本物のジン・ジャハナムを見て思わず「かっこいい〜」とハモッてしまう。そんな感嘆の声にハンゲルグは照れ笑い。

もはやどっかのオヤジはいないも同然です。

一方ファラはピピニーデンに報告の後、ある部屋へ。そこにはファラに処罰を行ったタシロだった。

ピピニーデンいわくタシロはカガチの操り人形でどうやら新兵器『エンジェルハイロウ』の護衛を任されているらしい。

しかし、タシロとファラは密談でなにやら裏があるご様子。その辺は後のほうに置いときましょう。

『エンジェルハイロウ』

リガミリティアが解析するには精神や脳波にサイコミュを与えるというものだが威力が分からない様子。

そんなところにウッソ、オデロ、トマーシュが正規兵として迎えられる。

ウッソが紹介されると場は大盛り上がり。あんな小さい子がとでも思っているのでしょう。

そして所々から聞こえてくる「ニュータイプ」という言葉。

時代が求めているもの。それは時代を担える若人ということでしょうか?

そしてリガミリティア大艦隊とピピニーデン部隊が衝突する。

メガビームライフルのテストでウッソはV2でピピニーデン部隊に向けて射撃!!

遠くでの爆発を機に戦闘は始まった。

ルペ・シノのブルッケング隊が新旗艦ジャンヌダルクに向け攻勢するがそれをウッソが見事なまでに看破。

それをみたジン・ジャハナム(ハンゲルグ)は驚きを隠せない。

これが今まで生き抜いてきた者の力か。V2の性能だけではない、あれはニュータイプの力だ、と。