第44話『愛は光の果てに』


エンジェルハイロゥに流されているホワイトアークはベスパの近衛師団に見つかってしまい

急遽補給艦と見せかけ一時エンジェルハイロゥ内に潜入し対策を練るという作戦をとったマーベットたち。

近衛師団のキスハールとカリンガがホワイトアーク内に入り実地調査しようと思ったらそこには女子供ばかり。

気の緩みきった二人はマーベットのお腹に気づいた。なんとマーベットは妊婦に!!(偽装工作です)

これをみたカリンガは「元気な子を産みなさいよ」と優しく励まして、それを聞いたキスハールは突然

「カリンガ、この戦争が終わったら俺の子を産んでくれ」

と、プロポーズ!!多数の人がいるなかで言うとはなかなか凄いハートの持ち主です。

カリンガは冗談でしょう?みたいな顔をしたが、キスハールはあくまで本気。

それを目撃したホワイトアークのメンバーは大はしゃぎ。

そのままエンジェルハイロゥへと案内されるなか、マーベットの妊娠事件は偽装工作であったが

それをシャクティは「本当はいるんでしょ?」と笑顔で確信をついちゃいます。

真偽はわかりませんがシャクティが言うととても説得力がありますね。


エンジェルハイロゥに潜入したホワイトアークのメンバーだったがそこでサイキッカー(超能力者)と呼ばれる多数の人々

そしてその中には洗脳され言葉も話せない人もいた。

エンジェルハイロゥとはいったいなんなのか?不信感をたぎらせるウッソたち。

と同時にキスハールとカリンガの動向が気にかかり追いかけてみると、濃厚なキスをしている場面を目撃。

子供達にはかなり刺激的です。

一方マリアはエンジェルハイロゥのなかにシャクティがいることを感知。

エンジェルハイロゥの目的、マリアに言わせれば「人々に戦争のことを忘れさせる脳波を送り込み、世界を平和にする」

ものだという。しかし、それは本当のものなのだろうか?

カガチは侵入者を入れさせたことを激怒し、今までに入ってきた艦をリストアップ。

そして近衛艦隊はホワイトアークに攻撃を仕掛けたが、ホワイトアークはトリモチを使った奇襲作戦によって

キスハールとその機体を捕獲することに成功しそのまま脱出する。

カリンガはキスハールは死んだと思い込んでしまい、復讐のためファラの元へ。

キスハールを捕まえたと言うのに、シャクティに再び病気が発生してしまい、キスハールにマリアのところへ連れて行くよう命令する。

エンジェルハイロゥでマリアは何をしようとしているのか?そしてそれを止める為に。

話し合いをすれば必ず分かり合えるという彼女の純粋すぎる気持ちがこういう結果を生んでしまうのですね。

キスハールのリグシャッコーに乗り込みそのままエンジェルハイロゥへ向かおうとするシャクティ。

それをみたウッソは「大人の世界はそんな簡単なものじゃない」と指摘するが分かってもらえない。

しかしそこにカリンガとファラが攻撃を仕掛けてくる。

キスハールの機体をみたカリンガは

「そのモビルスーツは私が愛している人が乗っていたんだ!汚させやしない」

ミノフスキー粒子のため回線が使えないためキスハールは説得も出来ない。

意を決したキスハールはシャクティをコクピットから投げ出しホワイトアークに戻るよう願う。

そしてキスハールはカリンガに応戦。

そして二人はビームサーベルでともに相打ちとなってしまう。

せめて最後の瞬間だけは二人でいたい。

コクピットから飛び出した二人はエンジェルハイロゥの輪をウェディングケーキに見立て、結婚式を挙げる。そしてカリンガは

「あなたに会えて幸せ・・・子供は3人欲しい・・・」

と言って、そのまま帰らぬ人になってしまう。そしてキスハールも。

リグシャッコーの爆発はまるで花火のように二人の向かうべき世界へと誘っていった。


一方シャクティはファラにつかまってしまいそのままタシロの元へ。

タシロは願ったりという顔をしたが、シャクティはあくまで強気。

「わかりました。シンボルが欲しいのなら演じもしましょう。でもその前にアドラステアかエンジェルハイロウに連れていきなさい」

エンジェルハイロゥにはどうやらマリアとシャクティが必要な様子。いやシャクティがいるとその機能はもっと活性化されるのか?

どちらでもいいのですが、やはりシャクティはトラブルメーカーとして素晴らしい素質を持っているようです。

でも、かつての場面とは違うような感じもします。

「ごめんなさいキスハールさん、カリンダさん、私のせいで。でも私はこれ以上あなた達のような悲しい人はみたくないのです」

と。初めて自分が人を撒き沿いにしたという意識が芽生えたような気がします。