第46話『タシロ反乱』/第47話『女たちの戦場』

第48話『消える命 咲く命』



ZERO的サブタイトル【女として、母として】


V2の武器が強化されバスターガンダムに!武装が重たそうなのですが機動性は大丈夫なのでしょうか?

タシロはシャクティの命令どおりクロノクルが指揮をとるアドラステアに向かい、シャクティはそこでクロノクルと再会する。

クロノクルはシャクティとの再会を喜ぶがシャクティはいつになく怪訝に「エンジェルハイロウを壊すのならば協力しましょう」

とあっさり。カガチにとりつかれているマリアに協力するわけにはいかないという趣旨でしょう。

しかしそんなことに従うわけもないクロノクルはさらにシャクティに協力するよう迫るが

クロノクルの一瞬の隙を突いて銃を奪い威嚇射撃・・・だったのだが肩に命中。

それを聞いたカテジナが飛び出してきて取り押さえられてしまう。

ウッソたちはエンジェルハイロウでのタシロとクロノクルの合流を阻止するため攻撃を仕掛けるがそこにファラが登場。

ウッソはファラとの戦いのため進撃できなくなってしまう。

一方エンジェルハイロウではとんでもないことが生じていた。

本格運転をしようとしていたカガチにタシロは銃を向けしかもマリアを人質にしてしまう。

カガチがやろうとしていることはエンジェルハイロウによって生物をみな赤子にし、眠りの状態にし生物全てを退行化させるというもの。

そのままタシロはシュバッテンに戻りエンジェルハイロウを脱出する。

マリアの代わりに選んだ鍵となりし者。

クロノクルはそれをシャクティにやらせることを決意する。

シュバッテンが脱出するのを見てファラはウッソにラストスパートを駆ける。

「縛り付けるものはなくなった」

ブーツを撃破され窮地に立たされたウッソ。

そして勝ちを確信したファラは「サヨナラ、坊や」とつぶやくが、ウッソはV2に足のミサイルポッドを捨て爆破させ

ファラのゲンガオゾにダメージを与え、辛うじてその場を退避する。

シャクティがクロノクルの先導によってエンジェルハイロウに入っていく中、マリアはウッソに語りかける。

テレパシーのようなものでしょうか?

「平和の祈りは届かない。シャクティはクロノクルのところにいます」

それと同時にマーベットはウッソの鼓動を感じウッソと接触。ブーツを、V2に渡した後ファラに攻撃を仕掛けるが

軽く避けられ、マーベットが逆に攻撃されそうになるが、ファラはマーベットに威圧感を感じてしまう。

「1つの命に2つの命がある」

躊躇しているファラをウッソが見逃すはずもなく、ファラをビームサーベルで撃破する。

「メッチェ!今行くからね・・・」

その躊躇はきっと女として失っていたものを思い出させたからなのでしょう。

マーベットに宿るもうひとつの命。それは時代を担う次の力。

最終的にはファラも女になれたということなのでしょうか・・・。

ウッソはマリアは押さえておいたほうが良いと判断し、そのままシュバッテンへと向かう。

マリアはこの戦況を見ながら自分のところへと導きをかけていた。

クロノクルのような小さき魂が多くあるため、世界に平和は訪れない。

そして、自分もタシロに利用されるくらいなら・・・。

そして戦場はさらに混戦の極みを見る。

「死神にはなりたくない」(ユカ)

考えてみれば途中から加わったユカを除いてシュラク隊もコニー以外は全滅してしまった。

戦う先には何があるのでしょうか?たくさんの死を見てきたからこそ、そのなかを生きてここまで来てしまった自分を

死神だと思っているのでしょうか?


そのころカガチの策によりエンジェルハイロウは戦場に波動を送るのではなく、地球に直接送るように仕掛けていた。

タシロのことは省みずただカガチは「戦争しか知らぬ奴は崩れてしまえばいい」と言い放つ。

シュバッテンのなかにいるマリアは引き続き「倒すべき敵は私と共にいます」と呼びかけるがその現場をタシロに見つかってしまう。

ブリッジに引きずり出されたマリアと同時にシュバッテンのブリッジの前にはウッソのV2が身構えていた。

「女王をおいてブリッジを出てください。でないとブリッジを破壊します」

しかしそんなことができるわけもないことを知っているタシロは強固にも反発。それをみたマリアは

「私もろとも撃ちなさい!」

とウッソに叫ぶ。カガチにはエンジェルハイロウで利用され、今度はタシロに利用される。

そのように戦況が長引くのであれば死んだ方がまし。しかしウッソはその願いに対し

あなたの変わりはいくらでもいます。でもシャクティのお母さんはあなただけなんですよ!

女王としてではなくシャクティの母親として生きなければならない。

子供にとって親はいなくてはいけない存在なのだから。

しかし、タシロはそんなマリアを銃で撃ってしまい、これに激怒したウッソはタシロごろビームサーベルで突き刺した。

死の意志によりマリアはウッソに火で焼くよう命令する。

そして少し離れたV2はシュバッテンをビームライフルで撃ちシュバッテンはマリアとともに爆破していった。


今後の策を立て直すためジャンヌダルクではエンジェルハイロウ撃破作戦が立てられていた。

そして功労をたてたウッソに父ジン・ジャナハムは「今後の活躍を期待している」とこの前同様少し冷たい感じ。

拗ねているウッソはマーベットに男は結局戦うための道具に過ぎないのか?と不満を漏らしてしまう。

これを聞いたマーベットはそれを言い直し、女性を子を守るという役目ために男は戦うのでは?とウッソに諭す。

子供と言う言葉に反応したウッソはマーベットのお腹にいる子供について話題が変わる。

ウッソとカルルはマーベットのお腹に耳を当て、新たな生命の鼓動を感じた。

「オリファーさんがいるんだ。新しい命の中に・・・」


エンジェルハイロウへ出撃前にホワイトアークではなんとハロを使ったサッカーのようなゲームに没頭中。

応援する新シュラク隊と少し呆れ気味のユカ。それをみた旧シュラク隊の生き残りコニーは

「楽しい思い出がなきゃ、何のために戦争やっているのか忘れちゃう」

それを聞いたユカは「楽しい思い出なんてなかった」

というがコニーは「生きていれば、つくれるよ」と。

何のために戦っているのか、それは人それぞれです。自分のため、守る者のため、生きるため・・・。

そして人は思い出がなくては生きていけない。

コニーが言った言葉一つ一つは簡単だけどとても大切な気持ちであるような感じがしてなりません。

「でも、ああまでして必死にしなきゃ、思い出なんてつくれないものなのかな?」

そういうものです。

たとえそれが死地に赴くための契機付けであったとしても楽しいと思えるならばそれはきっと良い思い出なのですから。