第8話『激闘!波状攻撃』/第9話『旅立ち』
ZERO的サブタイトル【さらば、カサレリア】
- A -
ニュングのギロチンを放送で見てしまったウッソ。
それが自分のことであるかのように夢に現れうなされた。それをなだめるシャクティ。
そしてウッソとシャクティはカミオンを離れカサレリアを戻ることを決意しトラックを抜け出す。
その前にマーベットは立ちふさがりウッソを説得しようと試みるがウッソは
「だからって僕に戦えっていうのは一方的です。そちらの都合ですよ!」
と、突き放した。それもそのはず、彼らは結局ウッソの能力のことしか考えておらず、子供としてみていなかったからだ。
そして、そんな子供に殺し合いを強要した。
殺し合いをしたくないウッソにとってその答えは当然のものと言えよう。
遠ざかっていくウッソを見ながら「彼はスペシャルなのに」やはり、能力にしか頭にはなかった。
カサレリアに戻ったウッソとシャクティ。そこでウッソは一枚の写真を見つける。
マリアおばさんとシャクティは言ったが、ウッソはそれを「ザンスカールの女王に似ている」と。
一方、先ほどの仕返しと言わんばかりにピピニーデン率いるトムリアット部隊がカミオンを急襲。
それをマーベットがコアファイターで応戦するが、歯が立たない。
この爆撃を聞いたウッソは心配になってシャクティを残して再びカミオンへ向かうことに。
パラシュートに乗ってマーベットと操縦を交代し、Vガンダムへ。
しかし、ピピニーデンの奇策もありVガンダムは捕まってしまい、そのままベスパに持っていかれそうになったが
どこから現れたのか、コアファイターに乗ったオリファーが援軍として登場。
策を失ったピピニーデンの部隊は撤退していった。
戦いが終わり気絶したウッソを助けにいったオリファーも同じように子供が操縦していることに驚いたのである。
そしてマーベットはオリファーに「あの子はスペシャルなのよ」と伝える。
気絶から目覚めて残してきたシャクティが気になったウッソはオデロ達とともにカサレリアへ。
ジブラルタル制圧とファラのの護衛を任されたクロノクルはファラに許可を得て一時編隊から離れカサレリアへ向かっていた。
(カテジナと一緒に行動)
そこで家から煙がでているのを見つけたのである。そこはシャクティの家であった。
シャクティの家の中へ入っていったクロノクルとカテジナ。
それを見ていたウッソはVガンダムを近くのがけまで歩かせ、隠れていたがまんまとクロノクルのゾロ部隊に発見されてしまう。
Vガンダムを捕獲されウッソとともにシャクティの家まで連れて行きクロノクルの元へ運んだ。
クロノクルはまさかこんな子供がパイロットではあるまいと考えウッソの難は逃れたがクロノクルとともにいるカテジナを見て仰天。
しかも捕虜になったのではなくカミオンのやり方を否定し自分から進んでザンスカールで学ぶことを決意していたのである。
Vガンダムの試運転をしていたクロノクルはその性能で子供でも操縦できるかもしれないと、少しだけウッソを怪しむ。
一方オデロ達はウッソを助け出すため奇襲を決行し、ウッソは敵機のゾロを奪うことに成功。
クロノクルはVガンダムの動きを制止させようとしたオイファーの無線を聞き、あの子供がパイロットであることを知った。
ファラのリカールの援護もありクロノクルたちを逃してしまうが、Vガンダムは奪回した。
その際クロノクルを撃とうと思えば撃てたのだが、ウッソはそれを撃つことはできなかった。
なぜなら、そこにはカテジナも乗っていたからである。
撤退していくベスパを背に、ウッソは大泣きしてしまう。
カサレリアが見つかってしまった以上、もうこの土地にいることはできない。
そして、ウッソたちはカサレリアを離れることを決意するのである。
- B
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一番気になるのはカテジナがウッソに残した手紙をシャクティが隠すシーン。
いったい何が書かれていたのでしょうか?
いまのところ、はっきり言ってベスパの方がいい人揃いのような気がします。
確かにファラなど残酷な兵はいますが、少なくともピピニーデンやクロノクルは悪い人には見えません。
能力だけしか考えずに、子供の精神状態も考えてあげられないカミオンのやり方の方がよっぽど非道ではないでしょうか?
その点で今のところはカテジナさんの考え方には賛同できるような感じがします。
カサレリアに帰っておきながら
結局カミオンに戻ってしまったウッソ。(通算何回目くらいこの展開があっただろうか)
出会った人たちを死なせたくないという正義感には感銘を受けますが
やはり、ウッソは自己犠牲が過ぎるような気がしてなりません。
このまま破滅の状況に陥らなければいいのですが。
そしてカテジナさんとの別れ。
さぞかしウッソにとって心の痛いことでしょう。
なぜなら、初恋というのはそういうものだから。
あの大泣きにはそんな部分が見え隠れして仕方がありません。
切ない青春ですね。