第15話『スペースダスト』/第16話『リーンホース浮上』
ZERO的サブタイトル【無重力の中で】
ウッソとマーベットは宇宙に上がる。ウッソはシャクティも来るように説得するがカサレリアへ帰ってお母さん達を待つことにした。
それを聞いたウッソは仕方なくシャトルのドアを閉めた。ドアが閉まるとシャクティは少し悲しい顔。
そんなときにスージィが泣きながら登場。なんとオデロとウォーレンがいないそうだ。
で、当人はというとシャトルに無断侵入。空に上がってからコクピットのところでウッソたちと合流。
宇宙へとあがっていくシャトルを見てスージィとともに追いかけることを決意。
「だって、あのレールの先、私の行くところだもの」
やはりどこか不思議な娘です。
宇宙にあがっていきなりスペースデフリ(宇宙のゴミ=隕石のようなもの)と遭遇し大慌て。
通常ならシャトルの先端にシールドが張られているのだが、一回隕石を防いだのち、突如エネルギー切れ。
今で言うバッテリーがあがるといったところでしょうか?
シャトルの外で整備をしていた船長だが、小隕石に命綱を引っ張られそのまま気絶。
それを助けにウッソたちは外へ
初めての宇宙で、しっちゃかめっちゃだったが、そこは慣れでこなし、船長救出完了。
デフリ対策としてVガンダム出動。初めての操縦だと言うのに難なくこなしていく、ウッソ。
先に行くと家のようなものを発見。そこにはザンスカールの機体を発見。しかもその中には人が。
ケガや酸素不足になっているところを助けようとすると連邦の手助けはいらないと拒絶。
しかし、ウッソはカサレリアの教え「困っている人は助ける」に従って酸素ボンベを置いていく。
敵パイロットはその優しさに感銘を受けたのか自分はゴッドワルドだと名乗り、「カサレリア」と言って別れた。
「カサレリア」という言葉の意味は「こんにちは」「さようなら」という意味だからである。
一方ファラは上官であるタシロと会食。ファラのジブラルタルまでの失態に関して食事が終わるとタシロ自身がファラに処罰を下した。
宇宙漂流の刑
ほとんど死刑のようなものだろう。
先ほどの彼らもそのような感じのものだったのだろうか?
地上に残っていたカミオン隊は老朽船リーンホースで宇宙へあがることになった。
船長は輸送船でもおなじみのゴメス。
宇宙へあがることを阻止しようとバイク隊のおっさん(ドゥカー)が水中用のガルグイユで攻撃するが
シュラク隊が応戦し撤退させる。そのままリーンホースは宇宙へ。
ウッソたちのシャトルは危ない状況に陥っていた。
ベスパの偵察機に見つかりそのまま捕虜に。ベスパの偵察機には連行された少年少女(子供含む)が乗っていた。
どうやら太陽電池衛星の子供達のようで、親を協力体制に持ってこさせるため子供を人質にしたようだ。
それをみたウッソたちは子供達をひきつれて脱出計画を結構。
武器は殺虫剤と壊れた部分を修復するためのトリモチ。
敵も油断しておりまんまと成功。そのままウッソはVガンダムに乗り、追ってきたゾロアットと交戦。
爆発させるとシャトルにも影響を与える危険性があるので、敵を追い詰め今度はこっちが敵パイロットを人質に。
そして、ベスパの偵察機は撤退していった。
「ギロチンを行うザンスカールを許せない」「子供を戦争に巻き込む連邦も同じ」
マーベットと偵察機の船長は口論を交えるが、その言葉に関して二人とも何も言うことができなかった。
それは事実だったからである。
ギロチンをするザンスカールとしても、きっとそれを心の中ではやめて欲しいという同胞もいるのであろう。
そしてマーベットもウッソは多大な戦力なため一緒に戦ってもらっていると言ってもやはり後ろめたい部分はあるのだろう。
子供を戦争に巻き込みたくない。
そんな両者の組織に対するジレンマはいつしか心の闇となっていったのだろう。